ダナンでオフィス拠点|日本企業のメリット・デメリット徹底ガイド

ダナンにオフィスを構えるメリット・デメリット

ダナンで日本企業がオフィスを構える際の主な選択肢は、下記の2つとなります

・事業用不動産を直接契約し、専有オフィスを賃貸する
・コワーキングスペース(シェアオフィス)に入居する


ダナンでのオフィス賃貸方法とその比較

専有オフィスの賃貸(オーナー直契約)

いわゆるビルオーナーとの直接契約によって、空きフロア(専有区画)を賃貸する方法です。これは通常、「長期賃貸契約(long-term lease)」や「プライベートオフィス契約」と呼ばれ、オフィスビルの1フロアまたは一部区画を専有使用(exclusive use)するかたちになります。

保証金(デポジット)や内装費、営業までにはデスクやチェアなどの費用がかかり、初期費用は比較的高額になります。またオーナーとの関係も重要で、賃料交渉も必要になります。

コワーキングスペース(シェアオフィス)への入居

もう一つの選択肢は、サービスオフィス/コワーキングスペースと呼ばれる施設に入居する方法です。月額利用契約で、共用施設(受付、会議室、ラウンジなど)を共有しつつ、自社のワークスペースを確保するかたちになります。

すでに内装は整っており、デスクやチェアなども揃っているのが普通です。保証金(デポジット)も少なく、初期費用は比較的安く抑えることができます。賃料は市場相場を基準に設定されていることが多く、不当な賃料引き上げ要求のリスクも低いです。オーナー側と賃料の個別交渉は基本的に不要で、コワーキングスペース運営側が行ってくれます。

ダナンでは多くのコワーキングスペースで個人および企業単位でプライベートオフィスの賃貸も行っています。

※上記ページでは、企業単位ではなく、個人利用の観点でダナンのコワーキングスペースを紹介しています。

専有オフィスとコワーキングスペース(シェアオフィス)のメリット・デメリット比較

専有オフィスの賃貸(オーナー直契約)コワーキングスペース(シェアオフィス)への入居
初期費用内装費がかかり、保証金(デポジット)も比較的高額になる。賃料の数カ月分など、専有オフィスの賃貸に比べて少額。
契約一般的に2から3年契約。またオーナーと直接賃料などの交渉も必要で、賃料改定や増額要求を受けるリスクもある。1年以下、半年、月単位の契約もコワーキングスペースによっては可能。また賃料があらかじめ明確かつ合理的に定められているため、急な引き上げリスクは低い。
内装。設備自社で内装、インターネット設備のほか、デスクやチェアの用意も必要。デスクやチェア、インターネットなど必要な設備が整っており、すぐに業務を開始できる。
ブランディング表札・内装含めて自由度が高く、企業イメージを打ち出せる。シェアオフィス内のプライベートオフィスになるため、表札や内装などに制限があり、自社のブランドイメージを全面的に反映させることは難しい。
初期費用、(賃料)契約、内装・設備、ブランディングによる比較

企業規模や目的によって最適な選択肢は異なります。拠点立ち上げ直後やスモールスタートではコワーキングスペースの方がおすすめです。しかし、ある程度の人員がいる常設拠点として運用する場合は専有オフィスの契約を推奨します。

オフィス契約でのサポートも弊社では行っております。ダナンオフィスの設置、ダナン進出に関するご相談がございましたら、以下のお問い合わせフォームまたは公式LINEからご連絡ください。専任の担当者が対応いたします。



ダナンにオフィスを構えるメリット

低コストで運営、生活ができる

ダナンは、オフィスや家の賃料から生活費、移動費に至るまで物価が安いのが大きな魅力です。

日本と比較しても低予算で事業運営、生活ができます。

日本とは違った生活ができる

ダナンは、質の高いレストランやカフェが豊富にあります。海にも近く、仕事後や週末の過ごし方の選択肢もたくさんあります。日本とは違った質の高い生活ができます。

従業員のワークライフバランスを尊重する企業にも魅力的であり、離職で悩む企業様にもおすすめの拠点になります。

選択肢が広がる

日本の仕事をダナンでしているだけでも、現地での滞在を通して、仕事や生活の幅が広がります。

ビジネスや生活において、日本にいただけでは到底考えられなかった選択肢も生まれるはずです。

人材獲得機会が増加する

日本の平均年齢は約48歳です。ベトナムの平均年齢は約31歳とまだまだ若者が多く、若者間での競争が激しい買い手市場です。日本では競争が激しいエンジニアなどの人材も、ベトナムでは見つかりやすくなっています。

ベトナム中部最大の街として、ダナンにはIT人材のほか、日本語人材も比較的集まっています。日本での人材獲得に自信がない企業にとって、採用拠点としても魅力的な街です。

自然環境の恩恵を受けれる

ダナン中心部は、海にも近く、ビーチリゾートとして南国気分を満喫できます。

またダナンは1年を通して温暖で、ベトナムの中でも空気がきれいな都市として知られています。花粉症のない環境を求める人々にとっても魅力です。

環境を変えるのに負担が少ない

成田空港や関西空港(2025年7月より)からの定期直通便があり、約6時間30分でダナンに到着します。ダナン空港から市街地までは10分足らずで移動できるため、移動の負担も少ないです。

ダナンにオフィスを構えた場合に生じうるデメリット

コストが増加する

ダナンでは低予算で事業運営ができます。一方で、日本のオフィスを維持しながら、ダナンにもオフィスを増やせばコストは増加します。

また営業活動をベトナムで行う上では投資も必要になります。会社が赤字になれば、これを新たに補填する必要も出てきます。

長期滞在するにはビザが必要

日本人は、ベトナムへ45日間ビザなしで滞在できます。しかし45日以上ベトナムへ滞在するにはビザが必要になります。

また会社として日本人従業員へビザを発行するにはダナンで事業を行う必要があります。

移動時にリスクがある

ダナンは、ホーチミンやハノイといった街に比べるとバイクの量も少なく、渋滞は少ないです。

しかし移動にはまだ危なく感じることもあり、事故などの心配は日本よりも多くなります。

過ごしづらい時期がある

ダナンは、2月から8月ぐらいまでが乾季、9月から翌年2月ぐらいまでは雨季になります。雨季には毎日のように曇ったり、雨が降り、10月や11月には台風による大雨や路面冠水の日もあります。この時期のダナンは、移動もしづらい日が出てきます。

言語の壁がある

現地の生活では、原則日本語が通じないため、英語やベトナム語のスキルが求められます。日本から移住する日本人にとっては、言語の壁が日常生活において新たなストレスとなる可能性があります。

新しい環境に適応しなければならない

日本での仕事や生活に慣れている人にとって、ダナンは少々不便に感じられることもあります。例えば、日本で利用しているサービスや商品の入手が困難だったり、医療や公共インフラが日本と比較して質が落ちることもあります。

あなたのダナン進出をサポート

Kopi Coffee & Co-Working Space
Kopi Coffee & Co-Working Space

ダナン進出、ダナンオフィスの開設には、上記でも述べたようにデメリットも存在します。しかし自社のビジネスモデルや企業文化に合った最適な戦略を策定し、現地での生活やビジネス運営に必要な体制を整えることで、他社との差別化につながります。従業員の満足度向上と企業の発展に繋げることも可能です。

ダナンはビジネス拠点以上に、市場を広げ、企業と従業員が共に成長し、新たな価値を創造できる可能性を秘めた場所です。準備と適切な対応により、デメリットを乗り越え、より大きな成果を実現できるはずです。


ダナンガイド商店は、オフィスやコワーキングスペース、賃貸物件の契約(通訳)から会社の設立手続き、日本語人材の紹介まで、あなたのダナン進出をサポートしています。

ワーケーションを目的にダナンへ進出する企業もあります。


こうしたワーケーション目的のオフィス設置でも弊社ではサポートを行っております。

ダナンでのワーケーション導入やダナンオフィスの設置、ダナン進出に関するご相談がございましたら、以下のお問い合わせフォームまたは公式LINEからご連絡ください。専任の担当者が対応いたします。


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ダナンへの事業進出・販路拡大をお考えの企業様へ。現地でビジネスパートナーをお探しなら

急成長を続けるベトナム・ダナン。現地での販路拡大や進出をお考えの事業者様に向けて、ダナンの市場調査、視察同行、提携候補企業の紹介などを含む現地ツアーを提供しています。

「現地企業と連携して拡販したい」「信頼できる販売代理店を探している」といった具体的なニーズにも対応可能です。お気軽にご連絡ください。

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